無料レンタル FC2 Blog Ranking story(小さな物語) 2014年08月

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Author:kou1960
小説専門のブログです。
小説の形を借りて自分史も入れたりしています。
もとよりアマチュアですし、たいしたものは書けませんが、楽しんでいってくだされば幸いです。FC2 Blog Ranking


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かるがも
ついといでよ
もう・・
目を離したら
すぐ、どこかへいってしまうのね・・
きちんと
母さんに
ついといで・・
間違えないで、
ついといで・・
ほらほら・・
もう日が暮れるよ
早く帰らなきゃ・・

十和田丸
夜の函館
僕は
捨てなければいけないものを
心に抱えたまま、
海を眺めていた
おもむろに
十和田丸が出航していく
捨てなければいけないものは
ここで捨ててしまおう
涙で眼がかすんだけれど
後悔はしないと
・・そう決めた。

高山春先旅情
時々、ふっと雪を見たくなる
心に溜まった色々なものを
雪できれいに
覆い尽くしてしまいたくなるのかな・・
でも、
そんなときは
決まって、夏場なんだ

高砂線レール
断ち切られ
列車が走ることも
できなくなってしまった
けれども
何らかの方法で
僕は
進まなければならないのだ。

YOKOHAMA.jpg
港の臭いは
何処も似ていて
だから僕は
ここに立ちたかったのだと
今、ここに来て
ようやく思い出したところなんだ
始めて来た気がしない
不思議な町は
だから僕を
普段着で招いてくれたように
僕もまた
地元住民の顔をして
歩いているのだ
・・それにしても・・
よくもこんなに似ているものだ・・

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階段

毎日
階段の上り下り、
毎日毎日、
階段の上り下り、
毎日毎日毎日
階段の上り下り、
同じことの繰り返し、
同じことこそ繰り返し、
人生は
単純なことの
繰り返しかもしれない。

あじさい

六月
雨の朝
僕は前夜に
でっかい失恋をした
人生観が
生き方が
大きく変わった実感を
朝の雨で流したかった。


ゆび
列車の座席で
窓の外を見ているふりをしても
指がうそをつけない
焦りが、苛立ちが
そして、誰にも語れない想いが
指にあらわれることを
彼女は知らない
自分らしく
生きてみたい、語ってみたい
けれども、自分の心は
何かを壊すのが・・それが怖くて
行こうと決めて
乗り込んだはずの列車で
彼女は
それでも、まだ怖がる自分に
苦笑しながら
けれども
彼女の輝きは
想いの深さほどに
きらめいて・

くも

彼は今日も待つ
風を読み、
虫の通り道を読み、
しっかりした巣を作って
じっと待っている
待つことは
もしかしたら
生きるうえでもっとも
大切なことかもしれない。

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